家事・育児

子どもの時間の概念は「今」から始まる 「昨日・今日・明日」を理解するには段階があった!

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子どもは「今」を一生懸命に生きています。過去は振り返りません。未来も想像しません。「今」がすべてなのです。

ペギー
ペギー
どうりで、「いつのこと?」と聞いてもすっとんきょうな答えが返ってくるわけだ(汗)

 

こんにちは、夫婦ブロガーのペギー@3男児の母です。

子どもっておもしろいですよねー。大人の想像をはるかに超える、愛すべきチビ怪獣です。

やってること、言っていること、少々意味が分からないことも多々ありますが、彼らは一生懸命「今」を生きています。

そう、「今」が子どもにとっての世界のすべてなのです。

 

  • 子どもとの会話がいまいち、かみ合わない
  • 子どもが「昨日」や「明日」を間違った意味で使っている
  • 「いつのこと?」と聞いても、正確な答えが返ってこない

 

子どもとの会話が楽しくなった矢先に待ち受ける、子どものなぞなぞ的な発言の数々。探偵並みの推理力で会話の謎を解き明かさなければ、何を言っているのかさっぱり分からない

こんな時期がどの子も多かれ少なかれ訪れるらしいです。子どもの会話の謎解きの真相を紐解いていくことにしましょう。

 

子どもは「今」を生き、大人は「過去」を生きている

走るこどもたち

子どものタイミングはとにかく「今」

大人の常とう文句である、「ちょっと待ってね」「あとでね」「明日するからね」の言葉、ついつい言ってしまうこと多くないですか?それ、私です。

「ちょっと待ってね」「あとでね」を言ってしまう大人は、たいてい「ちょっと待っててくれたら、〇〇するよ」「あとで〇〇しようね」とは思っていません。

というのも、以前に、子どもをちょっとだけ待たせて、ハイお待たせ!と歩み寄ったら、子どもは知らんぷり。そしらぬ顔で遊び始めていたのです。

それが何度か続くものだから、私の方も「子どもも待っていないなら、まぁ、いっか」と思うようになってしまいました。

子どもたちが1歳か2歳くらいの頃のお話です

 

さっきまで知らんぷりをしていたかと思ったら、突然要求を思い出したらしく、ぐずり始めます。

ママ「さっき、いらないって言ったじゃん!」

息子「(やっぱり)いるー!いるもーん(泣)」

ママ「泣かなくてもいいでしょー(汗)」

 

さて、誰が悪いのでしょうか?

すぐに対応しなった大人が悪いのでしょうか?さっきはいらないと言ったのに、やっぱりいると言い出した子どもが悪いのでしょうか?

 

いいえ。

 

待たせた大人も、やっぱりいると言い出した子どもも、どちらも悪くはありません。

 

なぜなら、大人と子どもでは、そもそも生きている時間軸が違うので、話がかみ合わないのは当然のことなのです。

 

大人は「さっき」を話の引き合いに出しますが、子どものタイミングはあくまでも「」。さっきのことはどうでもよくて、「今、欲しいと思った」ら欲しくて欲しくて仕方がなくなるのです。

 

子どもが「今」にこだわるのは、「今」が世界のすべてだから

小さい子に「さっき」の話をしたり、「あとで」と伝えても、ぐずるばかりでイラっとしたことありませんか?

何で分かってくれないの?!と大人が戸惑う前に、子どもの特性を冷静に考えてみましょう。

 

おやつを食べた後の次男@2歳の場合

おかわりくだしゃい → はいはい、わかりました。はい、どうぞ。
むしゃむしゃむしゃ…
おかわりくだしゃい → さっきも食べたでしょ?!これで最後だからね。 → はい(素直に返事)
むしゃむしゃむしゃ…
おかわりくだしゃい → いっぱい食べたでしょ!また明日ね!

おかわりくだしゃい → 明日よ!明日の朝にまた食べようね!
…いーやー(泣)いるー!! → 明日あげるから、今日はもうおしまい!
いーやー(泣)あした、ない!いーるー!! → ”(-“”-)”

毎日くり返される、おかわり攻撃の一幕です。

 

「明日」が何なのか、いまいち理解していないため、とにかく「今」にこだわります。

 

「明日ね」は、「ちょっと」「あとで」よりも明確な時間を示しているように見えますが、子どもにとって理解するのは少々むずかしいようです。

 

子どもは、「今」ここにあることがすべて、の世界で生きています。

そこには、過去も未来も存在しません。過去は振り返らないし、未来もなるようにしかならないのです。カッコいー!

子どもに「さっき」の話をしても、「なにそれ?しらない!」の反応が返ってくるのはこのためです。

 

一方、大人は「過去」にこだわります過去が基準となって今があり、その積み重ねた先に未来があるのです。何もないところから未来が生まれるわけではないことを、経験上知っているのです。

 

この時間軸の違いこそが、大人と子どもの会話がかみ合わない原因です。

 

子どもの世界は「今」の積み重ねでできている

つみき

子どもは比較するという概念が未熟

子どもは過去を振り返らない、と言いましたが、正確には「過去」という概念がまだ未熟だということです。

「昨日」「今日」「明日」という言葉は、昨日があるから今日が存在し、今日が終わるから明日が始まるのです。つまり、時制を比較している言葉なのです。

子どもは「比較」という考え方を、成長とともに身につけていきます。同じものを同じものと認識することも「比較」の概念です。違うものを違うと認識し、どこがどう違うのかを考える経験を成長とともに積んでいくのです。

 

「比較する」力はりっぱな基礎能力

余談ですが、「比較」という考え方は、日常生活でも学習においても非常に大切なものです。特に何もしなくても、自然に身についていく能力なのですが、ちょっとした刺激を与えてあげることによって、能力をぐんと伸ばすことができます。

 

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子どもの世界では、世界の中心は常に自分です。自分を取り巻くように周りの人間や物があるのです。

成長していく中で、

  • 家族とその他の人たちとを分類したり、
  • 自分が一番目で、二番目が誰なのかを比べたり
  • 「あっちの方がよさそうだ」「こっちが欲しい」と比べて判断したり…

 

自分以外の存在について、比較をくり返しながら認識していくのです。

 

子どもの世界は「今」をくり返している

さて、子どもの時間軸について話を戻しましょう。

 

子どもは、寝て起きるたびに「今」がリセットされるようです。

〇月〇日の今日が「今」!なのです。
△月△日の今日も「今」!なのです。
♯月♯日の今日も「今」!なのです。

今日という日がすべて「今」として処理されているのです。

 

子どもにとって、昨日は「あったかもしれないけど、遠い昔のおとぎ話」的な存在です。

さらに、「明日」は、未知の世界すぎて、そこに思考を巡らせることなど想像もしていないのでしょう。

 

寝て、起きたら「明日」が待っているのではなく、「今」が再び始まるのです。

 

子どもが目に見えないものを認識し始める

私が子どもの時間軸に対して、このように思うようになったのは、長男@現在4歳との会話がどうもかみ合わなかった時期があるからです。

3歳終わりから4歳のはじめ頃のことでしょうか。

子どもは「今日」という言葉と「実際の今日」がマッチしていません。大人も説明に困る案件ですね。なんたって、見えない、触れられないものですから。

 

たとえば、「風」も目に見えないものですが、風が吹けば髪の毛がぼさぼさになったり、物が飛ばされたりするので、「風が吹いている」という言い回しで「風」を理解します。

「空気」はどうでしょうか?日常の会話の中で「空気」が出てくる頻度はかなり低いので、こちらから「空気」って何?と問いかける機会がそもそもありません。

ある日突然、長男が手を空中でバタバタさせながら、「ねーねーママー!これね、くうきをさわってるんだよー」と言い出したのです。保育園で何か遊んだのでしょうか?長男は、「自分の周りにある、触れないけど存在している何か」を空気と認識したようです。

ついでに、「酸素」とかも言ってましたね。

長男「くうきってね、さんそのことなんだよ!」
ママ「長男、残念!空気中の80%は窒素じゃー!」
長男、きょとん。

大人げないのは私です(笑)

 

子どもの理解は、月齢の差やその子の興味感心によるところも大きいです。長男の場合は、もうすぐ5歳という時期になってようやく「昨日」「今日」「明日」の区別をつけて話ができるようになってきました。

 

子どもの言う時制を、大人が推測しながら会話をする日々

子どもの時制が一致していなかった時期は、正しい時制を、大人が一生懸命推測する日々でした。

今日と明日という言葉を覚えた息子は、今日以外のことをすべて「明日」と言っていました。

「〇〇くんが△△したってよー。うん、あした。」
「ママたちとみんなで□□いったねー、あしたねー」
「パパがあしたって言ってたよー」

なぜか、明日という言葉が付け加えられた会話。何が明日なのかがさっぱりなのと、明日が過去を示していることもあるので、意味が分かりません。

 

来週のお休みの日も明日と表現されるので、思わず「明日じゃないよ!今度のお休みの日だよ!」と訂正すると、「うん、わかってるよ、おやすみのひでしょ?(わかってるよ。なんでそこでちゅういしてくるの?ママ)」という反応。

明日が明日として使われていないことに、本人が気がついていないので、周りの大人が翻弄されっぱなしです。

 

一緒に過ごした時間帯の会話であれば、推測も楽なのですが、保育園の昼間の出来事だったり、私たちが直接関わっていないことだったりすると、「何?何のこと?」とツッコミどころ満載です。

 

子どもの時制の理解には段階がある

段階

子どもの時制の理解は、「今」から始まります。

「今」この瞬間しか存在しない!と思っているから、「今欲しい」と思ったら、あとでではなく、明日でもなく、「今欲しい」のです。

 

次に理解するのは、「昨日」です。一度経験したことを記憶にとどめることを覚えると、「昨日、ママが言ってたよね。約束したよね!」という少々面倒なことを言い出すようになります。

安易な約束には気をつけましょう。子どもは期待して覚えています。

 

子どもの「昨日」はあくまでも「過去」のことを表す代名詞です。なので、数日前のことは「昨日の昨日の昨日」と表現されます。

 

子どもにとって理解がむずかしいのが、「明日」です。漠然とした「明日」だと子どもも理解しにくいようですが、「明日になると何かがある」という発想であれば抵抗なく受け入れられるようです。

「明日は保育園に行くよ」「明日はパパがお迎えに来てくれるよ」「明日はお出かけするよ」

明日に対する期待感が、「明日」という時制の理解を助けてくれるようです。

ちなみに、昨日と同じように、数日後のことは「明日の明日の明日」らしいです。

 

また、「明日」は「寝る」とやってくるものとも理解しているようで、「何回寝たらサンタさんが来るの?」とクリスマスの2週間前から毎日のように聞いていました。

5回以上寝ないとサンタさんが来ない、と伝えると、ものすごく先の「明日」なんだなと思ったようで、「サンタさんがくるの、まだまだ(先)だねー」と勝手に納得していました。

 

言葉の訂正はやんわりと、否定はNG

赤ちゃん?
「昨日」「今日」「明日」の言葉を覚えた長男ですが、「数日前」「先週」「来週」「来月」などの理解はまだまだ先のようです。

「昨日の昨日」とか「明日の明日の明日」と言った時は、やんわりと訂正してあげます。

決して否定してはいけません。

 

来週や来月のことを「今度」という言葉で一括して処理しようとしていたら、やんわりと訂正してあげてもよいでしょう。

語彙を育てるには、たくさんの語彙に触れることが大切です。子どもの知らない言葉でも、子どもとの会話の中にどんどん交えてあげることで、「聞いたことのある言葉」になっていきます。

言葉と意味がマッチするのは少し先かもしれませんが、知っていることをどんどん増やしていく手助けを身近な大人がしてあげるのは大切なことです。

 

正しく話すことよりも、「楽しく話す」

団らん
我が家の長男は、男の子のわりにおしゃべり好きなようです。初めて知った事実や、先生が言っていた印象に残っていることなどを、ご飯のお箸を止めて永遠としゃべり続けています。

その中で、時制の表現のみならず、表現方法や発音があやしい部分がいくつか出てきたり、言葉に詰まったりすることがあります。

そんな時は、否定せずに、じっくりと話に耳を傾け、必要があればやんわりと訂正をするように心がけています。

 

正しく話すことは大切なことですが、今は、生き生きとおしゃべりを楽しんでいる長男を尊重したいと思っています。

言葉に詰まっていても、「うんうん」とうなずきながら待ってあげます。そして、「さすがだねー」「知らなかったー!」「すごい!」と大げさにリアクションをしてあげると、子どもは大喜びです。

 

正しく話すよりも、「楽しく話す」

 

子どももいずれは正しい時制で話をすることができるようになります。そのためには、たくさん会話をすることが大切です。

子どもが一生懸命、楽しく話そうとしていることに、大人はじっくりと耳を傾けたあげるのです。

 

親子の会話が生き生きしている、そんな家庭がステキだと思いませんか。

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ペギー(ヨメ)です。
10年以上、塾の講師として働いていました。幼児から中学生までの子どもたちと接してきた時間は私の貴重な宝物です。こどもたちの可能性は無限大!!
3男児の母となった今、育児に奔走する自分をブログにつづりつつ、これまでの先生としての経験が誰かのお役に立てればいいなと思いブログの更新をがんばっていきます。

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