教育

絵本『ひっぱれば』 子どものひっぱる力はすごい!幸せも感動もひっぱっている!

ひっぱれば

何が出てくるかな?何が出てくるかな??わくわくわくわく…

次男坊(2歳)
次男坊(2歳)
でたー!!

絵本をめくる前のわくわくする気持ちと、めくった後の「でたー!」の興奮は、子どもにとって何度くり返しても面白いようです。

 

こんにちは、夫婦ブロガーのペギー@3男児の母です。

 

今回ご紹介する絵本は、『ひっぱれば』長野ヒデ子作(福音館書店)です。

 

無邪気な女の子がひっぱる可愛らしい様子や、ひっぱった先にあるものに注目です♪

ひっぱるって、すごいこと

子どもは何でもひっぱります。

絵本に出てくる小さな女の子も、ひっぱることの楽しさを知って以来、狙っているものにそーっと そーっと近づいていき、「つかまえた!」と言わんばかりにきゃっきゃっきゃと大喜び。

迷惑そうな猫の顔も、新聞を読んでいるおじいちゃんの迷惑もお構いなしです。

子どもは、ヒモがあればひっぱってみたくなりますし、パパやママの洋服のすそをひっぱって「こっち、こっち」と言うこともあります。

赤ちゃんだって、ママの髪の毛やぶら下がったおもちゃや掛布団など、つかむことを覚えたその日から何でもひっぱりまくっています。

ペギー
ペギー
何がそんなに楽しいんだろう?と不思議に思っていましたが、子どもの世界では「ひっぱれば何でも出てくる」らしいですよ(笑)

 

大人はひっぱることを躊躇します。怖いものが出てきたらどうしよう…怒られたらどうしよう…とにかく、下手に刺激しないように、やり過ごそう…というような、臆病な感覚になりがちです。

でも、子どもは違います。

子どもは、ひっぱれるものがあれば、何でもひっぱります。ひっぱるとどうなるのかな?ひっぱると何が出てくるのかな?あれは、どうなっているのかな?と、少しでも興味が湧いてくると、ひっぱらずにはいられなくなるようです。

子どもの行動は「可能性」を引き寄せることを体現しているように、私には見えます。

特に、小さい子どもは何にでも興味があり、ひっぱるとどうなるのかな?何か面白いものが出てくるんじゃないかな?と本能でわくわくしているようです。

 

成長した子どもは、少しずつ臆病を知っていきます。ひっぱっていいものとそうでないものを考えるようになったり、ひっぱるとちょっと困ったことになるのではないか?と疑うようになったりします。

ペギー
ペギー
大人ほどの経験があるわけではない臆病な部分と、それでもやっぱりひっぱってみたいという好奇心が交差する複雑な時期を過ごすのが子ども時代なのかもしれません。

 

子ども(孫)の言葉から生まれた絵本

作者の長野ヒデ子さんは、孫娘の真奈ちゃんをしばらく預かることになりました。真奈ちゃんのお母さんが2人目の出産のために入院しているのです。

真奈と一緒にお風呂に入っていると「あかちゃんいらない、おばあちゃんにあげる」と言うのです。(中略)「もらっていいの?でもおばあちゃんはおっぱいが出ないから、赤ちゃんお腹すいちゃうわよ?」「じゃあひっぱれば、ひっぱればきっとでるよ!」「えっ!ひっぱれば?出る?」「うん、きっとでる!」と言う孫。けなげで抱きしめてやりたい言葉を孫からもらった!(引用:作者のことばより)

 

「うん、きっとでる!」

ペギー
ペギー
なんて、可愛い発想なのでしょうか?!

子ども特有の「根拠のない発想」は、大人の頬がついつい緩んでしまいますよね。

子どもは、嘘を言っているわけでも、誰かに言わされているわけでもないのです。自分で考えて、「こうだ!」と思ったことを、根拠のない自信とどや顔で言い切ってくるのです。

 

「ひっぱれば何でも出てくるといいなあ!」そう思うと、何でもひっぱったものと一緒に、実は目に見えないものまでもが、ほんとうにちゃんと出てくるのだ!「ひっぱる」ことはすごいことなのだ!(中略)そう、ドキドキ感もあり、ひっぱると、きっと嬉しい感動と喜びがくっついてくるのだ!(引用:作者のことば)

 

 

子どもは「くり返し」と「いないいないばあ」が大好き

小さい子ども向けの絵本の一つのパターンに、「くり返し」があります。

同じリズムや言い回しを何度もくり返すのを、小さい子どもは特に喜びます。

同時に、「いないいないばあ」も子どもが大好きなパターンです。

さっきまで見えなかったものが、突然視界に入ってくる!赤ちゃんから見たら、まるでイリュージョンでも見ているかのような衝撃があり、そのギャップが楽しくてたまらないそうです。

 

絵本『ひっぱれば』は、子どもが大好きな要素を二つも盛り込んで構成されています。

 

女の子がそーっと近づくその先に何があるのか…ちょっとだけ、その何かの端っこが見えています。わくわくわくわく…そーっとそーっとひっぱればー…

次男坊(2歳)
次男坊(2歳)
でたーっ!!きゃっきゃっきゃ!!

2歳の次男は大喜びです。

次男坊(2歳)
次男坊(2歳)
もいっかい、もいっかい!

と何度も読んでくれアピールをしてきます。

 

1歳から2歳ころの子どもは、「くり返し」と「いないいないばあ」要素のある絵本が大好きです。次男も大好きです。

 

ひっぱると何かいいことが出てくるらしい

そうだよ!あの名作「おおきなかぶ」もひっぱっている。ひっぱれば幸せが出てくるのだ!さぁ!「ひっぱれば」何が出てくるかな?そう!「ひっぱれば」ウフフの言葉よ!(引用:作者のことば)

 

成長すると、大人になっていくと、過去の苦い経験が邪魔をして、ひっぱることに臆病になっていきます。子どもの頃の無邪気な気持ちを保ったままというのは、なかなか難しいように感じます。

 

絵本『ひっぱれば』は、臆病になってしまった大人へのメッセージが含まれています。

ひっぱることは怖いことじゃないんだよ。ひっぱれば、何かうれしい感動と幸せがくっついてくるんだよ。だから、怖がらないで。さあ!思い切って!!

ひっぱれば!!

 

ぜひ、お子さんやお孫さんと絵本『ひっぱれば』を楽しんでみてください。

ABOUT ME
ペギー(ヨメ)
ペギー(ヨメ)
ペギー(ヨメ)です。
10年以上、塾の講師として働いていました。幼児から中学生までの子どもたちと接してきた時間は私の貴重な宝物です。こどもたちの可能性は無限大!!
3男児の母となった今、育児に奔走する自分をブログにつづりつつ、これまでの先生としての経験が誰かのお役に立てればいいなと思いブログの更新をがんばっていきます。

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