教育

新学期のクラス替えは子どもにとって試練のとき!辛い気持ちをそのまま受け入れてあげてほしい

小学生集団登校

春は出会いの季節です。

春は別れの季節です。

春は新しいことが始まる季節です。

春は、何だか前向きになれるワクワクする季節です。

 

こんにちは、夫婦ブロガーのペギー@元塾講師です。

 

春を前向きにとらえることができるのは、ある程度の経験値を積んだ大人の発想です。

では、子どもたちは春という季節をどのようにとらえるのでしょうか。

小学校のクラス替えは2年ごとではない?!

ご存知でしょうか?

地域にもよりますが、現在の小学校でのクラス替えは2年ごとではないのですよ!!

 

ペギー
ペギー
 私の時代は、クラス替えは2年ごと行われていました

担任の先生も、転勤がない限り、一つのクラスを2年間担当するのが当たり前でした。

 

しかし!いつの頃からでしょうか、小学校でのクラス替えは毎年行われる恒例行事となっています。

 

毎年クラス替えがあるなんて、先生も友だちも適度にシャッフルされて楽しいじゃん!と思うのは外野だけ。

 

毎年のクラス替えは、子どもたちにとっても、そして先生にとってもストレスの要因なのです。

 

毎年クラス替えがあることのメリットとデメリット

毎年クラス替えがあるメリットとしては、以下が考えられます。

  • 交友関係を広げる経験をすることができる
  • いじめや不穏な空気をリセットすることができる

※クラス替えは、学校側の意図を生かすことができるので、
相性の悪い子どもたちが団子にならないように配慮することが可能です。

 

また、毎年クラス替えがあるデメリットとしては以下が考えられます。

  • 仲の良い友だち、いつも一緒に遊ぶ友だちが毎年変わる
  • 担任の先生によってクラス運営が異なり、子ども・先生の双方の負担が大きい
  • 新学期の4月~5月GW前後くらいまで、ストレスを抱える子どもが増えている

※子どもの5月病が、本当にあるのですよ。

小学生にとって、「同じクラスの子」「隣のクラスの子」は壁一つ向こうだけれども、まったく違う世界の子という認識です。

違うクラスになった途端、遊ぶ約束をしなくなったというのはよくある話です。

子ども一人が抱えられる世界の幅は、大人が思うより広くはないのです。

 

子どもにとって4月は試練の期間~辛い気持ちがストレスに!

ある程度の人数の小学生を観察する機会に恵まれると、子どもたちのちょっとした言動の差異に気付けるようになります。

 

数年前のことです。

3月まで宿題忘れのなかった中学年の男の子の様子が、4月になってからちょっとおかしいことに気がつきました。

お母様と電話で話す機会があったので、さりげなく聞いてみると、

「そんなんです。家で大暴れしてるんです」

?!

 

どうやらその男の子は、新学期が始まって新しい環境に慣れるまでに時間がかかるタイプらしく、低学年の頃から4月5月は絶賛ストレス強化月間になっていたそうです。

 

ペギー
ペギー
なんとも、かわいそうに…

 

低学年の頃は、本人もお母様も、どうしてこんなにモヤモヤした気持ちになるのか分からずに悩んでいたそうです。

一人っ子のお子さんなので、尚更でしょう。

 

ペギー
ペギー
なんとも、なんとも…

 

この男の子をきっかけに、周りの、特に低学年の男の子の様子を観察していると、やっぱり何だか変なんです。

何と言うか、変にハイテンションだったり、暴言を吐いたり、妙に距離が近かったり…

 

子どもたちは少なからずストレスを感じながら生活しています。

時期によっては、原因の一つに毎年恒例のクラス替えが考えられます。

 

子どもたちは一日の大半を学校で過ごします。そこで感じることは、子どもにとって「大したこと」なのです。

大人はよく「大したことではない」と言うけれど、経験の少ない、せまい世界の中で生活している子どもたちにとっては、「学校のクラス替え」はりっぱに「大したこと」なのです。

 

学校の先生にとっても、毎年のクラス替えはストレスだと思われます。

先生にとって、クラス運営というのが最大の課題です。

クラスのルールを整え、クラスの子どもたちが一致団結して円満に過ごせるように導くには、一年間という期間はあまりにも短いです。

「毎年のクラス替えは、子どもにとって気持ちの負担になる可能性がある」ということを知識として知っておくだけでも、子どもの様子を観察するポイントになると思われます。

 

幼児も4月は何かと複雑らしい

小学生に限らず、幼児にとっても4月は試練の時期らしいです。

息子の例をご紹介しましょう。

 

長男 1歳半の頃

※4月の例ではありませんが、環境の変化ということでご紹介します。

長男くんは、保育園の転園を経験しています。

私が産後復帰する際、第一希望の保育園がいっぱいで入れず、第二希望の保育園に通っていました。

その後、ダメもとで第一希望の保育園に転園希望を出すと、タイミングがよかったのか、転園が実現したのです。

それが長男1歳半の頃のことです。

 

保育園の先生方はウェルカム状態で長男くんを受け入れてくださいましたし、長男くんも目新しいおもちゃに夢中になっているように見えたので、安心して預けていました。

数日経って、職場に電話がかかってきました。

長男くんが熱を出したので迎えに来てほしい、と。

風邪でも引いたのかな?と思い、迎えに行って様子を見ていても、本人はいたって元気です。熱もありません。

 

翌日、保育園には家では元気だったことを伝え、その日の保育もお願いしました。

すると、また保育園から電話が。

また熱が上がって、元気がない、と。

 

その翌日も同じことが…

 

3日間連続で

保育園で発熱 → お迎え → 家では熱はなく、元気に過ごしている

をくり返した長男くん。

身体がどうもないということは、原因は「心」か?!

 

新しい環境に即適応できず、身体がSOSを発していたと考えられます。

しかも、1歳半という幼さ故、気持ちを言葉で伝えることができないので、身体が「辛い気持ちに気付いて!」とメッセージを発していたのでしょう。

 

実母に相談して、いつもより早めにお迎えに行ってもらうようにお願いしました。

いわゆる、「慣らし保育」状態です。

 

大人の都合で通い慣れた保育園を離れ、新しい保育園に急に放り込まれたら、そりゃー子どもも混乱しますよね。

1歳半でまだ小さいからといって、子どもが何も感じていないわけではありません。

0歳児よりも、小学生よりも繊細な時期なのかもしれません。言葉が少ない分、尚更だったかもしれません。

ペギー
ペギー
気付くのが遅くって、ごめんよ~長男くん

 

家族の協力と先生方の努力の甲斐あって、今では毎日元気に保育園に通ってくれています。

 

次男ちゃん 1歳児クラスに進級

次男ちゃんは、生後6か月頃から保育園へ通い始めました。

0歳児クラスのときは、本人もきょとんとしたまま先生に抱っこされて「バイバイ!行ってきまーす!」なんて感じで、何の問題もありませんでした。

 

それから一年後、1歳児クラスに進級した4月頃に次男ちゃんの様子に変化が表れました。

新しい教室、新しいおもちゃ、先生は持ち上がりなのでほぼ変わりませんが、大好きだった先生は違うクラスになってしまいました。

1週間くらいはおもちゃに夢中だったので何もなかったのですが、2週間後くらいから朝のバイバイで大泣きするように。

私から離れようとせず、先生から引っぺがされる毎日が続きました。

 

大泣き現象が落ち着いたかと思ったら、今度は朝の表情に変化が。

教室に入っても、全然笑わない。家ではお兄ちゃんとケタケタ笑いながら遊んでいるのに。

しずかーに教室に入って、しずかーにおもちゃを手に取り、しずかーに遊び出して、私が準備を終えて、バイバイすると、しずかーに泣き出す…

次男ちゃんなりに空気を読んで、自分なりにガマンして頑張ろうとしていたのでしょうか。

 

ペギー
ペギー
なんとも意地らしい…ママとして泣けてきます…

 

未就園児を保育園に預けて仕事に行くことに抵抗はありませんが、過去の長男の記憶がよみがえり、心配になってきました。

先生に相談しましたが、私と別れてしばらくすると元気にお友だちと遊び出すのだそうです。

先生方は保育のプロです。子どもの心に寄り添いながら子どもを優しく包む術はさすがです。

 

親と先生の声かけの違いについて

ここで、私と先生の次男ちゃんへの声かけの違いについてご紹介します。

 

私「お友だちが待ってくれてるよー。おもちゃもたくさんあるよー!楽しいから遊んできてごらん!」

次男「いやー(泣)ママがいい~(大泣)」

先生「ママがいいよねー悲しいよねー泣いちゃうよねー」

次男「うん。。。(涙目)」

 

お気づきでしょうか。

私の言葉の方が前向きなように見えますが、子どもの心を受け入れることを忘れています。

一方、先生の言葉には「子どもの気持ちをそのまま言葉に変換し、受け入れる姿勢」が見られます。

先生は、泣いている子どもの問題を解決しようとも、問題の原因を追求しようともしていません。

ただただ、「子どもがママと離れるのが寂しくて泣いている」という事実を受け入れようとしているだけです。

 

さすがです。

見習うべきはここですね。

 

心が寂しがっているときに、大人が強気の姿勢で子どもの背中を押すことは、返って子どもの気持ちを傷つけてしまう可能性があります。

 

まずは、そのままの事実や気持ちを受け入れる。

安心する気持ちが芽生えるまで、じっと待ってあげる。優しく包み込んであげる。

 

次男ちゃんの大泣きの朝は、5月後半になるころには落ち着いてきました。毎日会うお友だちの顔や先生の顔を認識し始めたようで、泣かずにバイバイ!タッチ!をしてくれるようになりました。

 

今では、朝の準備をそっちのけですぐに遊び始めるし、お迎えに行っても「まだ遊んでるから放っておいて」みたいな空気を醸し出しています。

私「まだ準備が終わってないでしょー!」

私「お兄ちゃんが待ってるよ!帰るよ!!おもちゃを片づけてきて!!」

次男「いや!まだ遊ぶ!!ママ、あっちいって!」←何となく言ってます。

 

夕方に帰りたがらなくなったのも、朝の準備をそっちのけになり始めたのも、秋くらいからのことです。

ようやく1歳児クラスにも慣れ始め、自分の居場所を見つけて、楽しいことも覚えて過ごしているのに、もうすぐ2歳児クラスへお引越しです。

今度の4月にも同じようなことが起こるのでしょうか。

 

ドキドキする4月が始まろうとしています。

が、大丈夫です。

「子どもの気持ちをそのまま受け止めて、優しく包みこんであげる」

ペギー
ペギー
保育園の先生から習ったことを今度こそ実践しようと思います

 

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ふと目にしたコラム記事の一部です。

 

前向きなアドバイスは今を否定することになる

大人は、何とか前向きな気持ちになる言葉がけができないかと模索しますが、それが返って子どもの心のストレスになることがあるのです。

大人は、何度もクラス替えの経験があるので、その良さを知っています。しかし、その経験がない子どもにとっては不安の方が大きいのです。相性のいい担任の先生との「今」がすべてであり、大切なのです。

な、なるほどー(汗)

そもそも、子どもと大人の価値観が経験上違うということを、大人が理解しておく必要があるのですね。

 

大好きな担任の先生がいるのに、まだ見ぬ担任の先生の話を聞かされてもイメージできません。そして、相性のいい先生を否定されたと誤解しかねず、大人の励ましは子どもにとって苦言となり、ますます「今」にこだわってしまうことになります。

子どもがようやく安心できる空間を見つけたのに、大人の都合で引き離されてしまう、それがクラス替えなのでしょうか。

 

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では、どうすればよいのでしょうか。今の相性のいい担任の先生とのステキな思い出が、宝物やお守りとなるような話をしてはどうでしょうか。(中略)物事のいいところに目を向けさせることで、この先新しい担任の先生のよさにも気づくことができるでしょう。

 

「○○先生からたくさん学んだから、立派な〇年生になれるね。〇〇先生のおかげで強くなれたね。」

↑子どもの思い出や気持ちを肯定的に受け止めます。

 

「これからどんなことがあっても大丈夫。新しいクラスになっても、〇〇先生から学んだことをもとにがんばれるよ」

↑新しい環境になること伝えつつ、少しだけ未来に目を向けさせます。

 

「もし、心配なことがあったら相談してね。いつでも話を聞くからね」

↑ここ大事。落としどころというのでしょうか。「あなたのことを全部受け入れるからね」というメッセージを伝えておきましょう。

 

ポイントは3つです。

  • 子どもの気持ち、事実をそのまま受け入れる
  • 少しだけ未来へ目を向けさせる(大人として)
  • セーフティーネットを用意しておく

 

実際にはこんなにスムーズな手順が踏めるわけではないでしょうが、大人側の心の中に3つのポイントを忍ばせておくだけでも、効果は大だと思います。

日々の会話の中でさりげなく、子どもの新学期への不安を和らげてあげることが大切です。一回の会話で子どもの気持ちを解決しようとしてはいけません。

時間がかかることを想定したうえで、子どもの気持ちに寄り添ってあげることです。

 

早めに手を打ち始めたとしても、4月の新学期を迎えてしまうことも想定内です。

大人も子どもも焦らずに、環境の変化に徐々に慣れていくという経験をお互いにしていけばよいのです。

 

 

4月は新しい出会いやできごとにワクワクする季節です。

元来、前向きになれる性格の人は、そのまま4月を楽しめばよいでしょう。

一方で、不安な4月を迎えそうな予感を感じたならば、「今」を否定せずに「少しだけ未来に目を向ける」気持ちに慣れていきましょう。

 

新学期に不安を抱える子どもを持つ親の気持ちに寄り添いたいと思い、過去の教え子と息子たちのエピソードをご紹介しました。

少しでもお役に立てれば幸いです。

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ペギー(ヨメ)です。
10年以上、塾の講師として働いていました。幼児から中学生までの子どもたちと接してきた時間は私の貴重な宝物です。こどもたちの可能性は無限大!!
3男児の母となった今、育児に奔走する自分をブログにつづりつつ、これまでの先生としての経験が誰かのお役に立てればいいなと思いブログの更新をがんばっていきます。

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