教育

子どもをテスト嫌いから解放!テストで子どもを誉めると、白紙解答が減っていく!

子どもをテスト嫌いから解放

「テストするよ~!」

「えー!!やだー!!」

「はいっ!机の上のものしまって!しまって!!せーの、始め!!」

「がさがさがさ、書き書き書き…(集中してる音)」

 

こんにちは、夫婦ブロガーのペギー@元塾講師です。

 

「テストするよー」の声かけは、塾講師時代の授業ではおなじみのセリフでした。毎回の授業で小テストをするのをルーティンとしていたので、子どもたちも小テストをすることに抵抗はありませんが、一言「えーっ!」と言わないと気が済まないようです。

 

子どもはテストが嫌い?

以前、「子どもにテストを受けさせるとメリットがありますよ」という記事を書きました。

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テストは、見方や考え方を整理すると使い方がたくさんあります。大人は子どもを誉めることができるし、子どもは実力を伸ばすことができます。いいことがたくさんなのです。

 

ですが、テストが嫌いな子は多いですよね。小学校高学年から中学生は特に顕著です。私も子どものころはテストはあまり好きではありませんでした。

 

テストを嫌いと感じている子どもは、テストの結果をマイナスな目で見られた経験があるのかもしれません。

大人はテストの結果についてとがめた記憶がなくても、子どもが「テストのことで怒られた」と感じることもあります。

偏差値が低いことを指摘されたり、それまでの努力を認めてもらえず、次はもっとがんばれと言われたり…(いつもがんばってるのに…とか子どもは思っています)…テストを受けてもいいことなんてない、と感じてしまい、テスト嫌いになる子どもは多いです。

 

一方、幼児はテストが好きだったりします。

 

幼児はテストを受けることそのものを誉められることが多く、しかも花丸なんてもらった日には、「もっとテストするー!」と意欲がわいてくるようです。

 

テストが好きな幼児とテストが嫌いな中学生

どうして幼児はテストを好きと感じ、中学生は嫌いと感じるのでしょうか?両者の違いは何でしょうか?

 

それは、子どもがテストを受けたときの大人の対応の違いです。

 

大人の対応次第で、子どもを「テスト好き」…とまではいかなくても、テストを前向きなものとしてとらえるように促すことは可能だと思います。

 

嫌がるけれど、集中して取り組むテストもある

子どものテスト

子どもに限らず、「テスト」に対して後ろ向きな他の理由として、「何を聞かれるか分からない」という未知への恐怖があります。

突発的な質問や状況に対応する心の準備ができていないのに、想定外のことを聞かれたり、とにかく考えなさい!と言われると、途端に足がすくんでしまう気持ち、分かります。私も変化に弱いA型気質なので、「新傾向」とかに即座に対応できないタイプです。(単に発想力が乏しいだけなのかもしれませんが)

 

小テストに取り組む集中力は高い

テストを嫌がる子どもたちですが、「小テスト」は集中して取り組むことは多いです。

塾講師時代、私が「よーい、始め!」とかけ声をかけると、黙々と解答を書き出します。問題を確認して、覚えてきた解答をスピーディーに書きあげる作業。時間はギリギリで設定しているので、試行錯誤する余裕さえありません。

「あと1分!」と言われると、焦るけれどもギリギリまで粘ろうという気持ちはあるらしく、子どものがんばりが見える瞬間です。

 

小テストの目的は、暗記すべきことをちゃんと自分の中に収めたかを確認する作業です。宿題で指定された範囲が小テスト範囲として設定されるので、問題文もまったく同じだったりすることも多いです。

まったく同じ問題文なら簡単に解答できるだろう、と大人は思うかもしれませんが、「テスト」「制限時間(短時間集中)」「周りも一斉に取り組む」というプレッシャーが重なった中で、「落ち着いて書く」には練習が必要です。子どもたちは小テストをすることで、覚えた知識を落ち着いて書き出せるかを練習しているのです。

 

定期テスト対策問題にも集中力を発揮する

中学生を指導していたときの話です。

暗記の確認をするための小テストとは別に、学校での定期テストのための対策として「定期テスト対策模擬」を用意していました。小テストとちがって、問題文が固定ではないので、考える時間が必要になります。それがまたよい練習になります。

少し大きめなテストに見えますが、子どもたちは集中して取り組めるようです。時間制限を設けて、一斉に取り組ませる空気を作れば、子どもたちは一生懸命にテストと向き合います。

 

予想内のことであれば、集中できることもある

子どもは本来がんばり屋さんです。

学校での定期テストの答案で、「ほぼ白紙」という答案を私はほとんど見たことがありません。様々な成績の生徒を指導していましたが、みんなに共通していたのは「何かを、何とか書いてみよう」という気持ちです。

たとえ正解にたどり着かなくても、「何かを書こうとする気持ち(努力)」を大人はどれだけ認めてあげられるのでしょうか。

 

小テストも定期テストも、範囲が限定されているので、問題文が予想できなくても内容は予想が立ちます。自分の勉強不足で、「あ~やっぱり…聞かれると思ったんだよねー。覚えてないなー」ということもありますが、それでもやはり予想の範囲内です。

子どもたちは自分予想内のできごとであれば、大人の促し方次第で集中力を発揮することができるのです。

 

中学生は、対応次第で白紙解答が減っていく

定期テストでは「ほぼ白紙解答」はほとんど見たことがないとお話しましたが、残念ながらゼロではないのです。

定期テストの「ほぼ白紙解答」、実は、見たことあります。当然点数にならないので、成績はよくない子でした。

 

「学校の先生が何を言っているのか分からない」

子どもの成績に不安を感じた保護者が、私のいた塾に相談にやってきました。保護者からの話は、点数のことと成績が悪いことばかりです。

とりあえず、保護者の心配な気持ちをそのまま受け入れるところから始め、子どもとの関係作りに取りかかりました。

 

その子が、どうして学校で成績が取れないのかをさぐるため、学校での様子や彼女の考え方などを会話の中から引き出しました。

「学校の授業で、先生が何言っているのか訳が分からない」

このセリフ、今回の彼女以外の子どもからも聞いたことがあります。教室で同じ授業を受けていても、子どもの理解度は個々それぞれです。理解していたとしても、理解する方法はそれぞれかもしれません。集団授業というのは、そのようなリスクを抱えています。

 

さっそく数学と英語の復習から始めました。家で勉強をする習慣のないまま中学生になってしまった彼女に宿題を渡しても、さっぱりな白紙の状態で戻ってきたり来なかったり…根気よく付き合いながら、週2回の塾での学習に集中させました。

 

塾に通い始めて、1回目の定期テストと2回目の定期テストを比べてみると、明らかな違いが見られました。

 

白紙解答が激減していたのです。

 

正解もあれば不正解もあり、不正解の比率の方が多いので点数獲得までは今一つですが、明らかな成長ぶりが答案用紙から見て取れました。

さっそく、保護者との面談で白紙解答激減について報告しました。

保護者は驚いていましたね。「先生が白紙解答が減ったことで子どもを誉めている」という予想していなかった事実に、びっくりしていましたね。

ただ、この保護者は私の塾に協力的でした。(最後の砦だとでも思ったのでしょうか?)子どもが前向きに通塾していたことが、保護者にとっては好印象だったようです。(だからと言って、勉強に熱心に取り組んでるわけでも、皆勤賞でもないのですがね)

どうやら、この子は小学生のころから転塾をくり返して、相性の合わない塾や先生を拒絶してきた経緯があったようです。学校の先生とも似たようなことがあったのかもしれません。

指導して分かりましたが、素地は悪くない子でした。必要な知識や技術を構築させていくと、塾での教材を自分で取り組めるようになってきました。忍耐力がないので、やり直しは一緒に取り組んであげないと、なかなか進まなかったのが現状でしたが…塾で学習したことは、ちゃんと吸収されているようで、ある日こんなことを言い出しました。

 

「学校の授業で、先生が何言っているのか、分かるようになってきた」

 

学校の先生が親切丁寧な対応に切り替わったわけではありません。学校の授業が簡単になったわけでもありません。むしろ、時間が経っているので、授業は難しくなっているはずです。が、

「学校の授業で、先生が何言っているのか、分かるようになってきた」

これが子どもの感覚です。

 

おかげで、定期テストでの白紙解答が改善されたばかりか、数学の受講クラスがワンランクアップして、上位成績者が集まるクラスに入ることができたそうです。ただ、上位成績者の数学の授業についていけず、テスト結果でまたクラスが下がり、また上がりと何度かくり返していたようです。

収穫は、子ども自身が勉強への手ごたえを感じたことです。相変わらず宿題はさっぱりですし、時々さぼったりもしていましたが。中学卒業まで2年半、私の塾に通い続けてくれました。

 

白紙解答を減らせば、子どもの誉めどころが見えてくる

テストの白紙解答を埋めるのは子どもしかできません。子ども自身のがんばりや努力がないとできないことです。だから、たとえ不正解だったとしても、書いたことそのもの、書こうとした気持ちそのものを誉めてあげることです。

そうすれば、子どもも保護者も見るべき視点が変化して、何に達成感や満足感を感じるのかを意識することができるでしょう。

 

学校での成績が振るわない子どもに、大量の宿題や小テストや問題の解き方の技術のみを身につけさせる指導も、できなくはないですが、子どもや保護者に成果が見えにくいのが難点です。

大量の宿題をこなせるようになるまでには時間がかかるでしょうし、小テストで結果を出すための勉強量がそもそも不足している状態からのスタートであれば不合格点ばかりでしょう。問題の解き方の技術のみに特化しても、別の問題では途端に解けなくなるのが落ちでしょう。

 

子どもの根本的な問題を考え、解決に導けるように指導をしたいと常に考えていました。子どもをよく観察し、子ども自身に達成感を味あわせるためには何に重点を置くのかを大人が見極め、導くことが大切です。

子どものがんばりは、テストの点数だけで判断されるものでもなく、様々なところからにじみ出ているものです。大人が敏感にキャッチして、すかさず誉めてあげると子どもは本当に喜んでくれます。

 

テストは子どもの誉めどころの宝庫

「テストを受ける」となると、大人も子どもも思わず身構えてしまいますが、テストは子どもの誉めどころの宝庫です。私は本当にそう思います。

  • テストを一人でやり切ったことを誉めてあげられます。
  • がんばって解答しようとした努力を誉めてあげられます。
  • 次はどうしたいのかを親子で一緒に考えることができます。
  • 〇がもらえた解答を誉めてあげることができます。
  • △でも×でも、次へのステップだと思い、自分を見つめなおすことができます。

テストのためのテスト対策のみに特化しすぎてしまうと、想定外なことに即座に対応しにくい子になってしまうかもしれないという心配は常にあります。

しかし、自分に自信をもって行動できることを優先させるなら、集中できるテストから自信をつけさせて、いずれは自分で対応できるテストへと移行していくのも一つの考え方かもしれません。

 

子どもは必ず成長します。

 

大人が、あーでもない、こーでもない、と迷っているうちに知らぬ間に子どもの方が成長していた、なんてこともよくあります。

テストで点数を取るという結果が重要になることもあると、いつかは教えなければなりませんが、それはいつもではないでしょう。

結果を出すためにはどうすべきかを考えて実行する練習をしていくうちに、次へのステップが見えてきます。

「周りにあるチャンスを最大限に利用する」という発想があれば、テストだってチャンスの塊に感じられます。何事も前向きに考えて、攻略法を試していった方が楽しいのではないでしょうか。

 

子どもは必ず成長します。

 

子どもの成長を一緒に喜べるように、大人も何かできることはないだろうか。試行錯誤しながら子育てを楽しんでいけたらいいですね。

 

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ペギー(ヨメ)です。
10年以上、塾の講師として働いていました。幼児から中学生までの子どもたちと接してきた時間は私の貴重な宝物です。こどもたちの可能性は無限大!!
3男児の母となった今、育児に奔走する自分をブログにつづりつつ、これまでの先生としての経験が誰かのお役に立てればいいなと思いブログの更新をがんばっていきます。

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