「セット販売＝おまけ付き」…その考え方、ちょっともったいないかもしれません。
本当に成果を出している人たちは、“おまけ”ではなく“検索の掛け算”としてセットを作っています。
そう、SEO（検索最適化）を意識したセット組です。

たとえばAmazonで「スマホスタンド」を検索してもライバルが山ほどいます。
でも「スマホスタンド ケーブル付き」や「スマホスタンド 充電セット」で検索すると出てくる商品は一気に少なくなります。ライバルの数も減るんですよね。
ライバルを避けて商品ページを作ることでキーワードの掛け合わせによって“独自ポジション”を取れるということなんです。

しかもAmazonでは検索ワードがタイトルや箇条書きに自然に含まれていると表示されやすくなります。
「スマホスタンド」と「充電ケーブル」という2つのキーワードを1つの商品ページでカバーできれば露出面は単品の2倍以上に広がります。この仕組みを利用するのがSEOセット戦略の真の目的です。

実際、私が見かけたヒット例では、
「マグネット式車載スマホホルダー＋USB-Cケーブル」をセットにして販売している商品がありました。
単体のホルダーなら2000円前後で価格競争が激しいのですがケーブルをセットにして“充電もこれ1つでOK”という訴求をしたところ検索キーワードが広がり、クリック率もアップ。
レビューでも「セットで便利」「届いてすぐ使えた」と高評価を得ていました。

ここでポイントなのは、ケーブルの原価が安いから利益率が上がるわけではないということ。
本当のメリットは、“検索に強くなる”ことなんです。

🧩 文脈で組むのがコツ

セットを考えるときは、「お得感」よりも「文脈」を意識しましょう。

• 一緒に使う関係（例：スマホホルダー＋充電ケーブル）

• 同じ悩みを解決する関係（例：車内整理ポケット＋滑り止めマット）

• 検索語が自然につながる関係（例：収納ボックス＋インテリア雑貨）

この“文脈セット”ができていると、検索エンジンも「関連性が高い商品」と判断しやすくなります。
お客様にとっても「ちょうどこれも欲しかった！」という体験になり、満足度もアップします。

🚀 おまけではなく、検索露出を増やす仕掛けへ

「おまけで喜ばせるセット」から、「検索で見つかるセット」へ。
SEOを意識したセット組は、広告費をかけずに露出を増やす“静かな集客装置”です。

Amazonでは広告コストが上がる一方ですが、
検索キーワードの掛け算で露出を広げることこそ、これからの時代のセット販売戦略。
まずは、自分の商品で「一緒に検索されそうなキーワード」を見つけるところから始めてみましょう。

🛠️ 今日の一歩：
① 売れ筋商品の検索キーワードを調べる
② 一緒に使われるアイテム・悩みを洗い出す
③ タイトル・箇条書き・A+説明文に掛け合わせワードを自然に盛り込む

小さく試して、データで反応を見ながら育てていく。
SEOセット販売は、じわじわ効いてくる“育てる戦略”です🌱